2010年 05月 10日
尚仁沢湧水 1 |
山奥職場から尾根ひとつむこうに尚仁沢という沢があって、その奥には大きな湧水源があります。
名水百選にも選ばれているそうな。職場でもお客様から質問されることが多くて、一度行かねばならぬとおもっていたのですが、やっといってきました。
職場から車で5分、駐車場に車をとめて沢沿いの遊歩道へ。ここから1.5kmほど林道を歩けば、湧水群にいけます。
遊歩道はトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが満開♪
木漏れ日のなか、キビタキ、オオルリ、ミソサザイがかしましくさえずる沢ぞいをのんびり進みます。そんなひろくない沢だけど、水量がゆたかで鳥の声もよく聞こえません。
高原山は火山の複合山体。地下水の多さはこの地質学的特質の恵みですね。これこそ、高原山のジオダイバーシティ(地質学的多様性)。
地質が水系と地形をつくり、それが生態系を作ります。
遊歩道はお花も多く。
早春の花、林床のあちこちにフデリンドウ。草丈3〜4cm/花径10〜12mmほどの小さな花。茎の頭頂にかたまって花をつけます。よく似たハルリンドウは花茎がそれぞれ根元からのびてひらきます。
ここらへんのフデリンドウは青色が濃い気がします(^_^.)
とおもったら、林床にシソ科の花。
さいしょナミキソウかその近いのと思いましたが、やたら大きい。花の長さも4cm以上、はでで林床でよく目立ちます。調べてみたらラショウモンカズラっぽい。
この下唇弁の毛、花の大きさ、葉、葉柄から花が二つずつ一方向につくなど、ラショウモンカズラの特徴をそなえています。
しかし、ツル性でもないのに「カズラ」とはいかに?
。。。と思ったら、花後に走出枝がでて、それがツルのようなのでそう呼んだ説が。ふーーん。
ツクバネソウも。地味な花とよくいわれているようですが、花火のようできんくろは好きだったりします。
でその近くにこれ。ん?これもツクバネソウ?ナニコレ?
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by kinkuro_puka
| 2010-05-10 21:28
| 栃木歳時記