2012年 08月 19日
大南蛮煙管? |
山奥職場でオオ(?)ナンバンギセルが咲いてます。
晩夏の花ですね。
穂の出かかったススキの根元で咲いてました。
ハマウツボ科ナンバンギセル属。
ナンバンギセルより大型で、あでやかな淡紅色。
ナンバンギセルとおなじく寄生植物なので葉緑素を持ちません。ススキなどイネ科の植物に寄生するそうです。
ラン科とおなじように、こういった肉厚な花の寄生植物はよく盗掘されますが、お庭では育ちません。宿主となるイイネ科植物とはなれると自分では栄養を得られないんですね。
やはり野におけ山野草。
ナンバンギセとくらべると、花も茎もごっつくて大振りです。花弁のふりもナンバンギセルが全縁なのにたいし、オオナンバンのほうはこのとおり歯牙状。
ただ気になる点がひとつ。この株はがくがとがってるんですよね。
これは蕾の画像ですが、花の後部をおおう中世ヨーロッパ時代のえりのようなのが、がくです。
文献によれば、「ナンバンギセルだととがっている、オオナンバンだととがらない」とあるのですが。
大きさや花弁の縁辺部の状態からみて、オオナンバンギセルでいいと思うのですが、、、はてさて?
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by kinkuro_puka
| 2012-08-19 22:08
| 栃木歳時記