2013年 06月 18日
ヤマカガシの狩り |
梅雨もすすみまして、毎日蒸し暑い日が続いておりますが、山奥職場のモリアオガエル産卵シーズンはピークを迎えております。
その日も朝から湿度が高く、下の池では午後までモリアオガエルの産卵行動が繰り広げられておりました。
岩の上で、メスを呼ぶ雄。
むせ返るようなスイカズラの甘い香りの中、その美しいひとは、金色の瞳をきらきらとさせながら、じっと秘そんでいたのです。
そのとき、急にバラバラとカエルたちが崩れ、水面に堕ちてきました。
取り残された一匹が、みるみるまに膨れ、ゆっくり降りてきたと思うと…
「ぎゃーー!!」
ちなみにこういうとき、モリアオガエルは「プキャー!」とか「ミャー!」とかいう、子猫みたいな鳴き声を出すんですね。はじめて聞いた。
壮絶な攻防戦の間中、池に響き渡っておりました。
なんとか逃げおおせた彼。
じつはこんなスレンダーなハンサムさん。
あんなに膨れていたとは、にわかに信じがたし。
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by kinkuro_puka
| 2013-06-18 17:37
| 栃木歳時記