2010年 11月 20日
つるで籠編み |
10〜12月は山奥職場のイベント目白押しです。ほぼ毎週なんかかんかあるよー
こないだは、「つるを採ってバスケットを作ろう!」というのでした。主旨は、森林整備と伐採したものの再利用。午前中は森にはいってつる採り、午後は籠編みです。
使うのは、藤のつる。とくに地上を這っている茎が、太さも均一で節が無く、弾力もあって編むのに良いらしいです…えーと「ほふく枝」?「走出枝」?どっちだっけ? 根っこで地面にくっついてるので、ぶささささーっっと景気よくひっぺがします。
きんくろは初なので、今回は研修。参加者さんにまじって、もくもくと編んでいました。
洗って土を落とし根っこもきれいに切ったつるから、まず支柱になる枝(ようするに「縦糸」を6本つくります。3本づつ束ねてクロスさせると、<3本×4方>で支柱が12本できることになりますね。長さは<籠の底の長さ+縁止めに10cm>ほど。こつはしっかりした太めのを選ぶこと。
「横糸」は長めのもの。まず、支柱をクロスさせた部分にしっかり巻き付けていきます。最初の3周ほどは支柱3本づつで巻き付け。3周したら、支柱のどれでもいいから1本を切ります。これで支柱は11本の奇数に。このあとまた3周ほどは縦糸2本づつで交互に巻き付け。奇数なので一周したら今度は2本ペアが一本づつずれます。
2本づつたかいちがいに3周ほどしたら、ずれ押されて支柱が放射状にひろがってきます。そしたら今度は支柱1本づつでたがいちがいに編んでいきます。支柱が奇数なので、一周したら先の周とは反対側に横糸がまわるはず。横糸が残り少なくなってきたら、あたらしい横糸を重ねて継ぎ足します。支柱2本分のあいだぐらい重ねたら大丈夫かな?
だんだん籠らしくなってきましたね〜♪
途中で支柱を上向きに曲げると、底は終了して壁に立ち上がっていきます。こつは「そろそろ立ち上げたいな、というちょっと手前から支柱を曲げ始める」だそうな。
完成〜♪
支柱のはしは、てきとうに縁のわきに差し込んでます。初めてにしては形になりましたね。ミカンいれてみました(笑)
来年は講師できるように、しばらく練習してみます。
by kinkuro_puka
| 2010-11-20 21:09
| 栃木歳時記